

当時の災害対策本部によると、被災地の2日目の要望は水と保存食。
実際には通常のパンやおにぎり類が、大手のパン屋さんやコンビニグループから提供されたそうですが、混乱状態の中で時間通りに被災者にいきわたらず、特に賞味期限の短いおにぎり等は問題だったそうです。暖かくなれば食中毒、雨が降れば濡れるという心配があり、輸送時を考えれば段ボールや潰れにくいものが重宝されるといった状況が報告されています。
試行錯誤の末、特殊な製法を開発。非常食の常識を覆して、焼きたての風味をそのままに長期保存が可能という画期的なパンが、「パンの缶詰」です

「パンの缶詰」はおかげさまで認知度を増して、多数の自治体や企業様に
ご好評いただいております。
備蓄された「パンの缶詰」が災害などによって配布されることなく3年の月日が流れることが幸せなことではありますが、3年経ってしまったら処分しなくてなりません。環境や資源の問題を考えれば、大変もったいないことです。そのうえ、その処分に1缶につき56円(処理業者見積もり)もかかってしまいます。また“廃棄”することを前提にパンを作りたくないというパン職人のこだわりもあります。なんとか3年を待たずに社会に役立てたいというのが「パンの缶詰」誕生以来の課題なのです。
